熱中症を予防しましょう
熱中症警戒アラートが実施されます
熱中症警戒アラートは、熱中症予防行動をとるための「気づき」を呼びかける情報です。
環境省と気象庁は、熱中症予防対策に効果的な情報発信として、令和4年10月26日まで熱中症警戒アラートを発表します。
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に発表されます。
発表されている日には、外出をできるだけ控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
熱中症警戒アラート 発表時の予防行動 (PDFファイル: 1.6MB)
熱中症とは
高温・多湿の環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温を調整する機能がうまく働かないことにより、体の中に熱がたまって起こる体の不調のことです。
症状は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感、意識がもうろうとするなどです。
今年の夏も、新型コロナウイルスの感染対策を取り入れた生活様式で迎えることになり、引き続き熱中症に注意することが大切です。
こんな日は特にご注意ください
- 気温の高い日
- 湿度の高い日
- 風の弱い日
- 急に暑くなった日
- 熱中症警戒アラートが発表されている日
こんな人は特にご注意ください
- 高齢者:体内の水分量が少ないため脱水症状になりやすく、「汗をかきにくい」「暑さを感じにくい」など体温を下げる体の反応が弱くなっており、自覚がないのに熱中症になる危険があります。
- 乳幼児:体温調整機能が未熟なため、熱中症になりやすいです。背が低いことから地面の照り返しによる高温にさらされるため注意が必要です。また、車内はすぐに高温になります。子どもだけを置いて離れるのは絶対にやめましょう。
- 睡眠不足や過労などで体調不良の人
- 運動不足や肥満の人
新しい生活様式における熱中症を防ぐポイント
- 気温や湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。このため、屋外で人と十分な距離(2メートル以上を目安)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮して、マスクを外すようにしましょう。
- マスクを着用している時は、激しい作業や運動を避けて、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけるようにしましょう。
- 新型コロナウイルス感染症を予防するためには、こまめに換気をする必要があります。換気によって室温が上昇しますので、エアコンの温度設定はこまめに調整しましょう。
新しい生活様式での熱中症予防 (PDFファイル: 735.2KB)
従来からの熱中症を防ぐポイント
予防の基本は「脱水予防」と「体温の上昇を抑える」ことです。日中ばかりでなく、就寝中も扇風機とエアコンの併用で室温を28度以下(エアコンの設定温度と室温は違います。)に保ち、熱中症を予防しましょう。
- のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分や塩分を補給しましょう。
- 通気性のよい吸湿・速乾の衣服を着用したり、体を冷たいタオルで冷やしましょう。
- 外出時は帽子や日傘を使用しましょう。
- 室温が28度を超えないように、エアコンと扇風機を利用しましょう。
熱中症が疑われる人を見かけたら
- 涼しい場所に移動させる。
- 衣服をゆるめ、体を冷やす。特に首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やすと効果的です。
- 水分・塩分を補給する。
自力で水が飲めない、意識がない場合はすぐに救急車を呼びましょう。
熱中症の症状、予防法、対処法等について (PDFファイル: 540.1KB)
更新日:2022年07月07日