デング熱

更新日:2022年01月21日

症状

デングウイルスを保有した蚊に刺されて感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は、通常4~7日です。症状は,急激な発熱(38~40度)に始まり、頭痛(一般的に目の奥(眼窩)の痛み)、関節痛、筋肉痛、倦怠感を伴います。発熱は4~8日間継続し、痒みを伴ったハシカ様の発疹が、熱の下がる頃に胸部や四肢に広がることがあります。また、食欲不振、全身倦怠感は1~2週間続き、血小板が減少した例では,鼻出血、歯肉からの出血、生理出血の過多を見ることもあります。

流行地域

主に熱帯・亜熱帯地域(日本国内でも感染は確認されています)

予防対策

デング熱には予防接種も予防薬もなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。下記のことに注意してください。

  • 外出するときは長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし、肌の露出した部分には昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する。昆虫忌避剤は、ディート(DEET)やイカリジンなどの有効成分のうち一つを含むものを商品毎の用法・用量や使用上の注意を守って適切に使用する。
  • 室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)などを効果的に使用する。
  • 規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
  • 突然の高熱や頭痛、関節痛や筋肉痛、発疹などが現れた場合には、デング熱を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける。
  • なお、蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、おもちゃ、ペットの餌皿などを屋外に放置しない、植木の水受けなどには砂を入れるなどの対策をとる。

治療等

対症療法となります。通常は症状が重症化することもなく、特別な治療を必要としません。

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