ヘルパンギーナとRSウイルス

更新日:2023年08月01日

ヘルパンギーナとRSウイルスが流行しています。

乳幼児を中心に、夏に流行する「ヘルパンギーナ」と秋から冬にかけて流行する「RSウイルス感染症」の流行が拡大しています。

ヘルパンギーナとは

症状

コクサッキーウイルスおよびエンテロウイルスを原因とする感染症です。急な発熱や咽頭痛、口の中にできる水泡が1週間程度続きます。食事や水分が取りにくくなるため、脱水症状を起こす危険もあり、水分補給を心がけることが大切です。

病気にかかりやすい年齢

5歳以下の小児に多く、1歳代が多数を占めますが、大人もしばしば感染します。大人がかかると症状が重くなりやすいので注意が必要です。

感染経路

  • 咳やくしゃみにより感染する飛沫感染
  • ウイルスが付着した手で口や目などの粘膜に触れることで感染する接触感染
  • 便から排出されたウイルスが何らかの原因で口に入ることで感染する糞口感染

症状が治まった後も、便には3~4週間程度ウイルスが排出されるので注意が必要です。

治療

症状に応じた対症療法が中心となります。脱水を防ぐため、水分補給を心がけることが大切です。

予防方法

こまめに石けんと流水による十分な手洗いを心がけましょう。
手指消毒用アルコールは効きにくいウイルスです。タオルの共用は避けましょう。
症状が消失した後も、3~4週間程度ウイルスが排出されるので、トイレ使用時やおむつ交換の後は石けんを使って十分に手洗いをしましょう。

RSウイルスとは

症状

RSウイルスを原因とする急性呼吸器感染症です。発熱、鼻水、咳、咽頭痛、けんたい感等の風邪に似た症状で、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。
生後6か月未満の乳児が初めて感染した場合は、重症化する恐れがあります。息苦しそうにしている、呼吸が早い、元気がないなどの様子が見られた場合は、早めに受診しましょう。

病気にかかりやすい年齢

1歳までに乳児の半数以上が感染し、2歳までに乳児のほぼ全員が感染します。その後も一生の間に何度も感染を繰り返すと言われています。

感染経路

  • 咳やくしゃみにより感染する飛沫感染
  • ウイルスの付着した手指や物品等を介しての接触感染

治療

症状に応じた対症療法が中心となります。

予防方法

感染症予防の基本は石けんと流水による手洗いです。咳などの呼吸器症状がある場合は、咳エチケットが有効です。

「子ども医療電話相談」#8000について

保護者の方が休日・夜間の子どもの症状にどのように対処したら良いのか、受診した方が良いのかなど判断に迷った時に、小児科医・看護師に電話で相談できます。

連絡先

携帯電話、プッシュ回線からは電話番号#8000

ダイヤル回線、IP電話からは電話番号0742-20-8119

相談受付時間

  • 平日:18時~翌朝8時
  • 土曜日:13時~翌朝8時
  • 日曜・祝日・年末年始(12/29~1/3):8時~翌朝8時

対象年齢

15歳未満の子ども

この記事に関するお問い合わせ先

保健部 健康増進課

大和高田市西町1-45(保健センター内)
電話番号:0745-23-6661

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