重複服薬・多剤服薬について

更新日:2025年04月16日

重複服薬とは

複数の医療機関から同じ効能の医薬品が処方され、服薬することです。
同じ時期に複数の医療機関を受診しており、かつ医師が他の医療機関での処方内容を把握できないことが主な原因です。

多剤服薬とは

必要以上に多くの種類の医薬品が処方されて、服薬することです。

重複服薬・多剤服薬の危険性

同じような処置や投薬を繰り返すことで、本来の薬の効果が発揮されないことや、重い副作用を引き起こすことでかえって症状が悪化してしまい、より重篤な病状となってしまう危険性があります。

また、同様の処置に対して何度も医療費を支払うことになるため、受診のたびに初診料や再診料を支払い、経済的な負担が大きくなってしまいます。

さらに、国民健康保険全体の医療費が増加することで、健康保険財政が圧迫され、保険税の引き上げ等にも繋がりかねません。

重複服薬・多剤服薬を防止するために

かかりつけ医・かかりつけ薬局をもちましょう

日頃から、ご自身の体調や薬の調剤について相談できる医療機関・薬局を決めておきましょう。

同じ医療機関や薬局を利用することで、体調に不調があった時や副作用等に詳しく相談することができるほか、必要に応じて専門医を紹介してもらうこともできます。

お薬手帳を活用しましょう

お薬手帳は、どの医療機関・調剤薬局でも使用することができます。

診察や調剤の時に、今飲んでいる薬との飲み合わせを医師や薬剤師に確認してもらうことができます。

複数冊を使用している場合は、一冊にまとめて使用しましょう。

マイナ保険証を活用しましょう

マイナ保険証を利用し、調剤情報や健康診断の情報を医師や薬剤師が確認することに同意することで、緊急で受診する医療機関であっても、服用している薬剤の情報やご自身の体調を把握した上で適切な薬剤の処方を受けることができます。

重複服薬・多剤服薬の可能性がある人に通知を送付しています。

奈良県国民健康保険団体連合会と共同して、重複服薬・多剤服薬の可能性がある人に対して注意喚起の通知を送付しています。通知が届いた人は、医療機関や薬局で医師や薬剤師に服薬状況を確認していただくことを推奨します。

この記事に関するお問い合わせ先

保健部 保険医療課

大和高田市大字大中98番地4(市役所1階)
電話番号:0745-22-1101

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