B型肝炎

更新日:2024年04月01日

病気の説明

B型肝炎ウイルスに感染すると、急性肝炎となりそのまま回復する場合もあれば、慢性肝炎となる場合もあります。一部劇症肝炎といって、激しい症状から死に至ることもあります。
また、症状としては明らかにならないままウイルスが肝臓の中に潜み、年月を経て慢性肝炎・肝硬変・肝がんなどになることがあります。年齢が低いほど、急性肝炎の症状は軽いかあるいは症状はあまりはっきりしない一方、ウイルスがそのまま潜んでしまう持続感染の形をとりやすいことが知られています。
感染は、肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性の母親から生まれた新生児、肝炎ウイルス陽性の血液や体液に直接触れた場合、肝炎ウイルス陽性者との性的接触などで生じます。

接種対象は1歳に至るまでで、健康保険給付の対象となる母子感染予防のためB型肝炎ワクチン接種を含む治療を受けたことがある方は定期の予防接種の対象となりません。

予防接種について

B型肝炎ワクチンは、ウイルスの感染する能力を失わせたものを原材料として作られる不活化ワクチンです。
B型肝炎ワクチンによる予防は、小児の場合は肝炎の予防というよりウイルスの持続感染を防ぎ、将来発生するかもしれない慢性肝炎・肝硬変・肝がんを防ごうとすることが最大の目的です。

予防接種の方法
ワクチン名 B型肝炎ワクチン
標準的な接種時期※1 生後2か月~9か月未満
接種回数 3回
(2回目は27日以上の間隔をあける)
(3回目は1回目から5か月以上の間隔をあける)
接種対象年齢※2 1歳未満

※1:標準的な接種時期とは、病気になりやすい時期を考慮して定められた期間です。なるべくこの期間に予防接種を受けることをご検討ください。
※2:接種対象年齢とは、法律で定められた定期の予防接種の対象年齢です。接種対象年齢内に、定められた接種間隔で受けると無料で接種を受けることができます。対象年齢を過ぎた場合は、全額実費で受ける任意接種となりますので、ご注意ください。

ワクチンの副反応について

接種後30分間は子どもの様子を観察しましょう。高熱や異常な反応が現れた場合は、すみやかに接種医の診察を受けてください。

この記事に関するお問い合わせ先

保健部 健康増進課

大和高田市西町1-45(保健センター内)
電話番号:0745-23-6661

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