BCG(結核)

更新日:2024年04月01日

病気の説明

結核菌の感染で起こります。国内では約2万人前後の患者が毎年発生しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。また、結核に対する抵抗力(免疫)は、お母さんからお腹の中でもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんも結核にかかる心配があります。
結核に感染すると、結核性髄膜炎などになることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

予防接種について

BCGワクチンはウイルスを弱毒化して作った生ワクチンです。接種方法は管針法といって、スタンプ方式で上腕の2か所に押し付けて接種します。接種部位は日陰で10分程度乾かします。

予防接種の方法
ワクチン名 BCGワクチン
標準的な接種時期※1 生後5か月~8か月未満
接種回数 1回
接種対象年齢※2 1歳未満

※1:標準的な接種時期とは、病気になりやすい時期を考慮して定められた期間です。なるべくこの期間に予防接種を受けることをご検討ください。
※2:接種対象年齢とは、法律で定められた定期の予防接種の対象年齢です。接種対象年齢内に、定められた接種間隔で受けると無料で接種を受けることができます。対象年齢を過ぎた場合は、全額実費で受ける任意接種となりますので、ご注意ください。

ワクチンの副反応について

  • 接種後30分間は子どもの様子を観察しましょう。高熱や異常な反応が現れた場合は、すみやかに接種医の診察を受けてください。
  • 接種後10日ごろに接種部位に赤いポツポツができ、一部に小さい膿ができることがあります。この反応は接種後4週間ごろに最も強くなりますが、その後、かさぶたができて、接種後3か月頃までには、接種のあとが残るだけになります。これは異常反応ではなく、BCG接種により抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治るので包帯をしたり、バンソウコウを貼ったりせず、そのまま清潔に保ってください。
    ただし、3か月以上経過しても接種のあとがジクジクしているようなときは接種医にご相談ください。
  • 接種した側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常はそのまま様子を見ていれば治りますが、大きく腫れたり、化膿して自然に破れて膿が出る場合、接種部位がただれたりした場合は、接種医にご相談ください。

コッホ現象について

通常より早く(接種後1日~5日)に接種部位の発赤、腫れや化膿などの反応が起こることがあります。これを「コッホ現象」といいます。
コッホ現象かもしれないと思ったら、できるだけ早く接種医にご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

保健部 健康増進課

大和高田市西町1-45(保健センター内)
電話番号:0745-23-6661

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