市内の劇場・映画館の変遷

更新日:2022年01月21日

大和高田市内には明治から昭和にかけて、多くの映画館と劇場があり、近隣はもとより、遠くからも観劇・鑑賞に来られ賑わいがありました。また、市内にあった紡績工場の従業員の憩いの場所としても、活気があふれていました。
テレビの普及や娯楽の多様化により、すべての館が閉館となり、現在は、弁天座のみが「大衆演劇」専用の劇場として、全国から多くの大衆演劇ファンが来館し、その賑わいを見せています。

劇場・映画館の詳細
劇場・映画館名 住所 説明
(本文は昭和33年発刊の「大和高田市史」より引用)
変遷
大黒座
(高田劇場)
大和高田市本郷町2 大黒座として本郷町(天神橋筋商店街内)に明治30年頃、宮崎亀石氏が創設。大正9年に高田劇場と名を改め常設の東宝専門の映画館とする。
収容人員800人
  1. 大黒座
  2. 高田劇場
  3. ナカタニ
  4. ニチイ
  5. 天神マート
  6. スーパー多宝
  7. 南河生鮮市場
    (現在)
朝日座
(曙館)
大和高田市三和町9 大正初め、鎌田熊治郎氏が創設。大正11年頃より松竹専門の常設映画館となる。
収容人員800人
  1. 朝日座
  2. 曙館
  3. 廃業(現在)
弁天座
(花月座)
(花月劇場)
大和高田市内本町12 明治43年頃、宮崎亀石・中川八太郎・池端庄太郎の三氏の共同で劇場として創設。大正7年花月座と改称。大正9年に大阪吉本興業と5年の契約。昭和15年全館新築し花月劇場となる。昭和23年洋画専門の常設映画館となる。
収容人員600名。
  1. 弁天座
  2. 花月座
  3. 花月劇場
  4. 廃業(現在)
高田大劇 大和高田市永和町9 昭和31年宮崎英雄氏が創設。洋画専門館。
収容人員1000名。
  1. 高田大劇
  2. 廃業(現在)
高田キネマ 大和高田市北本町9 昭和25年、日活専門の映画館として創設。
収容人員800人。
平成17年(2005年)、大衆演劇の劇場として改装し、近隣から多くの観劇がある。収容人員129人
  1. 高田キネマ
  2. 高田シネマ1、高田シネマ2
  3. 弁天座(現在)
高田日劇 大和高田市本郷町9 昭和24年倉本久一氏により演劇場として創設。途中映画の洋画専門館となる。
収容人員500人。
  1. 高田日劇
  2. 高田ダイヤモンド
  3. 廃業(現在)
高田大映 大和高田市本郷町5 昭和30年倉本久一氏により映画常設館として創設。大映専門館。
収容人員600名。
  1. 高田大映
  2. 廃業(現在)
高田東映 大和高田市永和町11 昭和32年倉本久一氏により映画常設館として創設。東映専門館。
収容人員800人。
  1. 高田東映
  2. 廃業(現在)
南進座 大和高田市神楽 昭和23年演芸場として創設。
収容人員300人
  1. 南進座
  2. 廃業(現在)

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大和高田市本郷町6-36(さざんかホール内)
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