市立病院における個人情報を含む書類の流出について(続報)
当院が委託している物品管理業務委託業者が、当院の患者さんに関する個人情報を含む書類を廃棄処分場(大阪府豊中市)へ運搬する過程で路上に飛散し、一部が流出した可能性があることが判明いたしました。
患者の皆様にはご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫びいたします。今後、このような事態が発生しないよう、再発防止に向け、個人情報の適正管理を徹底して参ります。
1 概要
当院が委託している物品管理業務委託業者が、整形外科手術をされた患者さんの個人情報(患者氏名、患者ID、使用物品)が記載された用紙を廃棄するにあたり、本来はシュレッダー等により裁断を行った上で廃棄すべきところ、誤ってその一部を古紙回収業者に引き渡し、その結果、処分場へ運搬するトラックから飛散いたしました。
2 経緯
12月10日(火曜日)、17時00分頃、地元住民の方からご連絡いただいたことを受け、19時00分頃、当院の職員数名にて現地(大阪府豊中市)を確認したところ、書類が路上へ飛散していたため、書類の回収を実施いたしました。また、翌日12月11日(水曜日)も、飛散した書類の捜索及び回収を実施いたしました。
回収した書類の内容から、委託業者へ確認を行ったところ、上記概要の経緯にて漏洩したことが発覚いたしました。
飛散したすべての書類の回収が行われているか不明であるため、12月12日(木曜日)以降も範囲を広げ飛散した個人情報を含む書類の捜索を続けさせていただきました。
12月14日(土曜日)以降は個人情報を含む書類が発見されることがなくなりましたので、12月17日(火曜日)をもって、一旦捜索は終了させていただいております。
3 対象
飛散した書類の内、回収した書類は85名分でございました。
※この85名の対象者については1月10日(金曜日)に書面にて個別にお知らせを発送させていただいております。
※回収した書類を調査したところ、飛散した書類は概ね令和5年10月から令和6年3月頃までに整形外科手術をされた患者さんのうちの一部が対象とみております。
現在のところ、個人情報の不正使用の事実は確認されておりません。
4 原因及び再発防止策
当院による委託業者への個人情報の取り扱いに関する指導不足と、当該書類の処理については委託業者内で複数の社員に引き継いで行われており、この引継ぎが十分でなかったために処分方法を誤った事が原因と考えております。
以後は、再発防止策として、当院と委託業者間において、個人情報を含む書類について保管書類の管理及び廃棄の方法を具体的に定め、これを双方で確認する体制を整備すること等を取り決め、個人情報の取扱いをより厳格化することで適正な処理を徹底して参ります。
更新日:2025年01月14日