大和高田市立総合体育館の耐震診断結果について(ご報告)

更新日:2025年06月10日

令和6年度に実施した総合体育館の耐震診断について、今般、診断の判定を受けましたので、その結果をご報告申し上げます。
耐震診断は、総合体育館を北棟(1.メイン競技場ゾーン、2.管理室・サブ競技場その他ゾーン)と南棟(3.屋外渡り廊下・電気室その他ゾーン)に区分し、建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づき、実施しました。耐震診断の結果は次のとおりです。

【北棟】
1.メイン競技場ゾーン
建物を構成する南北の壁の一部に、判定基準となるIs値が0.36と診断された個所があり、評価(2)に該当する「地震の振動及び衝撃に対して倒壊、崩壊する危険性がある。」との判定でした。(耐震性なし)
また、観覧席の天井部分についても、「耐震性を考慮した設計ではなく、耐震性はないと思われる。」との評価です。

2.管理室・サブ競技場その他ゾーン
サブ競技場天井部分のアンカーボルト等に、判定基準となるCTU・SD値が0.21と診断された個所があり、評価(2)に該当する「地震の振動及び衝撃に対して倒壊、崩壊する危険性がある。」との判定でした。(耐震性なし)
なお、1.メイン競技場ゾーンと2.管理室・サブ競技場その他ゾーンを繋ぐホール廊下のデッキスラブについては、「地震時に脱落する危険性がある。」との所見です。

【南棟】
3.屋外渡り廊下・電気室その他ゾーン
判定基準となるIs値が0.6以上、CTU・SD値が0.3以上と診断され、評価(3)に該当する「地震の振動及び衝撃に対して倒壊、崩壊する危険性が低い。」との判定です。(耐震性あり)

〈構造耐力上主要な部分の地震に対する安全性の評価の分類〉

評価 基準(抜粋) 安全性
(1)

Is値が0.3未満

CTU・SD値が0.15未満

大規模の地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い。
(2)

Is値が0.3以上0.6未満

CTU・SD値が0.15以上0.3未満

大規模の地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある。
(3)

Is値が0.6以上 

CTU・SD値が0.3以上 

大規模の地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い。

このような結果となり、市民の皆様、利用者の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
今回の耐震診断の結果を踏まえ、早急に今後の総合体育館の運用方針を定めてまいりますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

※地震に対する安全性の評価
震度6強から震度7に達する程度の大規模の地震に対する安全性を示すもので、いずれの区分に該当する場合であっても、違法に建築されたものや劣化が放置されたものでない限りは、震度5強程度の中規模地震に対しては損傷が生ずるおそれは少なく、倒壊するおそれはないものとされています。

Is :建築物の耐震性能を表す指標。
CTU・SD:構造体の粘り強さ、建築物の平面・立面形状等による耐震性能に係る指標。
(いずれの数値も大きいほど耐震性能が高い。)
 

【総合体育館をご利用の皆様へ】
今回の公表により、ご利用予定のキャンセルをされる方は下記までご連絡ください。
皆様に安心してご利用いただけるよう、今後も対策を進めてまいります。
ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
大和高田市 地域振興部 スポーツ振興課(総合体育館内)
電話:0745-22-8862 午前9時から午後5時まで
休館日:水曜日及び12月26日~1月5日(水曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)

この記事に関するお問い合わせ先

地域振興部 スポーツ振興課

大和高田市幸町11-14(総合体育館内)
電話番号:0745-22-8862

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